これらはスティーブンキングの小説作品の副題です。
主題とあわせると
Rita Hayworth and Shawshank Redemption-Hope Springs Eternal
Apt Pupil-Summer of Corruption
The Body-Fall from Innocence
The Breathing Method-A Winter’s Tale
というタイトルで,
この4作品が1冊のペーパーバック本に収められており、
副題には四季を表すspring,summer,fall,winterが使われています。
1つめの作品は『ショーシャンクの空に』として,
3つめは『スタンド・バイ・ミー』として映画化さています。
私は『ショーシャンクの空に』が好きで,
学生時代にこの原作(英語版)を辞書を片手に読みました。
この原作の副題は
Hope Springs Eternal(希望は永遠に湧き出る)。
springには「春」という意味のほかに「湧き出る」という意味があります。
『ショーシャンクの空に』では,
過酷な状況でも「希望」を持ち続けようとする主人公が描かれていますが,
この副題は,希望がspring「湧き出る」のと「春」をかけているのですね。
3つめ『スタンド・バイ・ミー』の副題は
Fall from Innocence(純心から落ちる)。
fallには「秋」という意味のほかに「落ちる」という意味がありますね。
大人になるにつれ,いつしか童心を忘れてしまうことを,
fallを用いて表しているのでしょうか。
原作の小説は映画とはまた違った味わいがあります。
日本語訳版も出ていますので,
まだ読まれていない方はぜひ手に取ってみてください。
<英語担当S>