カルチャー・プロってどんな会社?

カルチャー・プロってどんな会社なんだろう?
入社後のイメージをもっていただけるよう、さまざまな角度からカルチャー・プロをご紹介します。

01

よくいただくご質問にお答えします

Q1 どんな仕事をするのですか?
A1 主に小学校から大学受験レベルにいたる教材の編集業務全般です。出版社(版元)様よりお仕事をいただいて、教材の制作のお手伝いをします。
一人1~2教科を担当し、5~15ほどのプロジェクトを同時に担当します。料金交渉や営業活動なども行います。
くわしくは、学習参考書ができるまでをご覧ください。
Q2 勤務時間はどのくらいですか? また、残業はあるのですか?
A2 定時は9時から17時30分です。時間差出勤や時短勤務も認められています。昼休みは基本的に12時半から13時半の1時間ですが、各々の都合に合わせて取ることができます。 繁忙期の残業時間は月に約30時間になることもあります。
Q3 男女比・年齢層はどうなっていますか?
A3 男性:女性=約5:5です。年齢は、20代・30代・40代がほぼ同じ人数で在籍しています。イキのいい若者も大ベテランもいますよ♪
Q4 社内の雰囲気や服装はどのような感じですか?
A4 コミュニケーションがさかんで、いろいろと相談がしやすい雰囲気です。 服装に関しては、他社を訪問したり来客があったりする場合をのぞいては、スーツを着用する必要はなく、常識の範囲内でみなオシャレを楽しんでいます。
Q5 編集業務が未経験でも大丈夫ですか? どのような能力が必要ですか?
A5 ほとんどの社員は、編集業務が未経験で入社しています。最初はOJTのもとで校正や執筆などを経験し、その後は外部スタッフを含めたプロジェクトを担当するようになります。
当社は教材の制作がメインですので、英・国・数・理・社いずれかの教科知識は基本的なレベルで必要となります。塾講師や家庭教師などの経験があると役立ちます。
また、パソコン作業が多いので、ワードやエクセルを使える必要があります。もっとも、パソコン初心者でも毎日使っているうちに覚えられます。
そのほかでは、誰とでも積極的にコミュニケーションをとれる人がのぞまれます。教材はさまざまな人との関わりをなくして作り上げることはできないからです。
02

社員の声

Fさん(男性)
カルチャー・プロを選んだきっかけ
塾講師時代に教材作りに興味があり、学校向け・塾向け・家庭学習向けと色々な教材を作ることができる「カルチャー・プロ」を選びました。
前職経験
塾講師→アルバイト
カルチャー・プロの第一印象
(入社当時)20代30代の人が多い。
(今は)20代30代40代の人が多い。
入社してよかったこと
作った教材が、学校・塾で使われたり、書店で売られている。
カルチャー・プロのここが好き!
色々なイベントがある!(詳細はカルチャーだよりをご覧ください。)
聞くと色々と答えてくれる。
お菓子がある。
プライベートな時間の使い方
京王線で行ける範囲に出かける。
現在の目標
効率のよい仕事の進め方を見つける。
最後に一言
理数系の方もそうでない方も一緒にお仕事をしましょう。
Tさん(女性)
カルチャー・プロを選んだきっかけ
地元の関西で編集の仕事を探していて、 初めて出会ったのが「カルチャー・プロ」でした。
前職経験
システムエンジニア→雑誌編集
カルチャー・プロの第一印象
(関西支社は特に)若い人が多い。 活気がありそう!
入社してよかったこと
書籍を1冊作る過程をほぼすべて経験できるところ。
若くても仕事を任せてもらえるところ。
カルチャー・プロのここが好き!
面倒見のよい人が多い。
いい意味で、変わった人が多くておもしろいです。
プライベートな時間の使い方
実家からもらった野菜を使って、料理に励んでいます。
現在の目標
版元様に指名されること。
「一緒に仕事がしたい」と言われる編集者になりたいです。
最後に一言
きっと居心地のよい会社だと思います。
一緒にお仕事できる日を楽しみにしています。
03

とある社員の1日

  • 06:30 起床
    今日も目覚ましに勝った。やっぱり電気つけっぱなし。二度寝から覚めてもまだ7:00。シャワーの後、朝食にフルーツグラノーラ(略してフルグラ)を食べながら、NHKBS2で連続テレビ小説を見る。逆境に負けない主人公の姿を自分に重ね、目頭を熱くする。新聞はザッと斜め読みするだけ。出勤時間までぼんやりとテレビを見て過ごす。
  • 08:40 出社
    カルチャープロの看板と観葉植物今週は掃除当番なのでいつもより早めに出社。今日は古紙回収の日。
    仕事柄、毎日大量の紙ゴミが出る。紙の大きさで分類して手際よく縛っていく。大変そうにしていると、他の人たちが自然と集まってきて手伝ってくれた。何ていい人たちなんだ(涙)。
    ところで最近、書類や校正ゲラの控えをとっておくのにコピーじゃなくてPDF化してデータとして残そう、という気運が社内で高まってきた。経費節減はもちろん、地球環境のことも考えた素晴らしい動きだと思う。
  • 09:00 仕事開始
    ゴミ出しも無事終えて、席に着くや否や、いるか君の不在設定を解除し、メールソフトを立ち上げる。重要なメールはなさそう…
  • 09:15 朱字集約
    赤字の入った校正紙某社の高校生向け問題集の初校集約。自分も含めて4人分の朱字を1つにまとめ、戻し校をつくるのだ。朱字1つ1つにドラマがあるので、一瞬たりとも気を抜けない。
    「この朱字は○○さんかぁ…さすがだ」
    「まさか、ここを突いてくるとは…参ったぁ」
    「フォッフォッフォッ、この朱字を入れたのは自分だけかぁ、偉いぞ自分!」
    校正者ごとに得意な観点があるので、弱点を補い合うことにより、最高の再校が出てくるのだ(爆)。
  • 11:00 原稿照合
    某社の中学生向け問題集の原稿照合。入稿原稿と初校ゲラを突き合わせて、1文字1文字目視で確認する。
    この段階では内容は見ずに、ゲラが原稿どおりにできているかのみを確認していく。
  • 12:30 昼休み
    会社の近くに和洋中ほかすべて揃っているので、食べるところには不自由しない。とは言っても、気を抜くとローテーション化してしまう危険性もはらんでいる。たまには新しい店を開拓しよう。一駅分ほど歩いたところに、フランス料理の看板が。吸い込まれるように中に入る。真昼間からオリーブオイルにパンを浸けて食べるイケてる自分。
  • 13:30 午後の仕事開始
    昼休みから戻ると新着メールが…
    執筆者の都合で、原稿アップの日程を調整できないかについての相談メール。
    こんなこともあろうかと、あらかじめ余裕をもたせたスケジュールを組んでおいた自分を褒めてあげたい。
  • 15:00 原稿執筆
    予定の詰まったカレンダーと拡大鏡を添えた書類某社の中学生向けテストの原稿執筆。締め切りが近いので、そろそろ本腰を入れて取りかかりたいところ。こんなとき、日頃から問題のネタになりそうなことを書き留めていたメモ帳が役に立つ。メモを参考に問題原稿を書き終え、あとは解説原稿を残すのみとなった、そのときである…
    昨日見た番組で連呼されていた「おこるでしかし、○○○で○○し、あらうでたわし」というフレーズが頭から離れなくなってしまった。しかも、○に入るのが何だったか思い出せず、気になって仕事にならない。お茶でも飲んで気分転換しようと席を立つ。お茶を持って席に戻ると机の上に眩いばかりに輝くおうぎ形の物体が…
    料理上手のKさんが早起きして焼いたというアップルパイをみんなに配っているのだ。何層にも重なったパイ生地の間にスライスしたリンゴとカスタードクリームをはさんだゴージャスなパイである。気がつくと、原稿執筆のことをすっかり忘れて甘美な世界に入り込んでいた。砂糖漬けのリンゴの甘みが脳細胞の隅々まで行き渡り、思考回路を麻痺させていたのだ。
  • 17:00 発送タイム
    発送タイムが始まった。依頼資料を執筆者さんに送る人、初校ゲラを外部校正者さんに送る人など、いろいろ。毎日17:30頃になると、宅配業者さんがやってくる。
    「○○さん(宅配会社名)でーす」
    「ゥオッケェイッ」
    「△△(組版会社の名前)ある人ぉ~?」
    「□□さんですよぉ~」
    「ちょ、ちょ、ちょぉおっっっと待ってくださぁぁい」
  • 19:00 退社
    原稿とペン今日はこれでおしまい。管理表をつけながら1日を振り返る。退社打刻をして「おつかれさまでした」
  • 20:00 映画鑑賞
    途中下車し、映画館へ。夜8時以降はレイトショー料金で1400円で見られるのだ。シネマイレージもどんどんたまって2倍お得!!
    気になった役者の名前をエンドロールでチェック。帰ったらすぐにググるべし。
  • 23:00 帰宅
    とりあえずテレビをつける。見たい番組がないときはDVDや録画していたドラマ・映画などを見る。連ドラは常に2、3本キープするのが基本。
  • 26:00 睡眠
    いつの間にか寝ていた。テレビがつけっぱなしだったので消す…Zzzzzz。o○
04

学習参考書ができるまで

  1. はじめに、企画ありき。
    社内ミーティング

    まず出版社から企画を受注します。具体的には、出版社の担当者から依頼を受け、打ち合わせで企画概要やスケジュールを確認します。ここからプロジェクトが始動します。
    企画そのものの立案から受注することもありますが、その場合は「だれに向けて、どんな本を作るか」を考え、企画会議と企画書作成を重ねたうえで内容を詰めていきます。

  2. 原稿依頼・原稿執筆。

    原稿は、各教科に精通したプロが執筆します。プロジェクトのねらいに沿って、担当の編集者が執筆することもあれば、外部の執筆者に原稿執筆を依頼することもあります。
    執筆と平行して、必要に応じてイラスト・写真などの手配や、取材(撮影)や録音を行います。また、デザイナーと相談しながらデザイン見本を制作します。

  3. 原稿チェック・修正。
    作業スペース

    執筆者から上がってきた原稿をチェックします。この時に、プロジェクトのねらいに沿っているか、執筆要領に合わない要素がないかを中心にチェックします。
    また、表現や表記が適切かどうかなども確認しながら必要に応じて修正し、出版社の担当者と共同作業で内容を詰めていきます。

  4. いよいよ組版入稿。

    原稿の内容が固まったら、いよいよ入稿です。レイアウトやフォント、写真やイラストなどを指定した「入稿原稿」を組版会社に送ります。

  5. 初校
    校正紙

    組版会社から、体裁や字句をチェックするための校正刷り(初校)が届きます。初校では、誤植や表記を正す文字校正や、体裁を修正するデザイン校正を中心に行い、必要に応じて内容も吟味します。
    修正すべき部分には朱字を入れていき、朱字をまとめた「初校戻し校」が組版会社へ送られます。

  6. 再校(〜三校)
    校正している様子

    組版会社から、初校の際に加えた朱字を修正した校正刷りが再び出てきます。これを再校といいます。再校のさらにあとは、三校といいます。
    再校以降では、初校の朱字どおりに修正されているかを確認しつつ、同じように校正をして朱字を加えていきます。そして、組版会社へ修正をお願いします。

  7. めでたく校了!!

    校正を繰り返し、修正箇所がなくなった状態を「校了」といいます。
    校了すると、いよいよ印刷に進みます。

  8. 色校

    最後に製本前の刷り上がりや色を色校校正でチェックし、最終的な修正がないかを確認。修正がなければそのままデータが印刷会社に送られ、本ができあがります。
    印刷会社への手配や製本の確認は出版社がすることが多いので、編集者としての仕事は、色校校正で終了となることがほとんどです。

  9. プロジェクト完了。

    のちに出版社から完成した「出来本」をいただく。ワーイ♪♪

あなたの校正力チェック!

次の「国語編」のページには、短めの国語読解問題のページが収録されていますが、教材として問題のある箇所がいくつか含まれています。日ごろ教材編集をしていてよく発生するミスばかりです。編集者になったつもりで見つけてみてください。

校正問題

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